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秋の漢方・養生法 (20/10/08)

こんにちはhappy01

いつもありがとうございます。

秋は1年のうちで最も爽やかで過ごしやすい季節です。また、「食欲の秋」ともいわれるように、たくさんの野菜や果物などが旬を迎えますmaple

秋に食欲が増すのは、食べ物の少なくなる冬に備えて実りの秋によく食べて体に蓄えておく、動物としての本能の名残ともいわれています。

秋は陽の気と陰の気が入れ替わる過渡期で、気候が変わってだんだん寒くなり、日照時間も短くなります。

葉も色づいて落ちるため、人々は心の中で物寂しさを感じ、情緒不安定で感傷的になりやすく、ゆううつな気持ちになります。これは空気が乾燥しやすくなり、肺が弱ってくるせいでもあります。

 

漢方の古典、「黄帝内経(こうていだいけい)」では、秋になるとすべてのものの形(容)が定(平)まるという意味から、秋の3カ月のことを「容平(ようへい)」といい、秋の養生法を次のように述べています。

●鶏の寝起きのように、早く寝て早く起きることを心がける

●心を安らかにして、悔やまず精神を落ち着かせる

●秋の気が体を損なうことのないようにし、やたらと動き回って肺を冷やさないようにする

これが秋に調和した養生法です。もし養生法に逆らって精神を動揺させたり、秋の冷えにあたり肺を冷やしたりすると、肺を痛めたり、冬になると下痢をしたりします。

 

秋は物事を仕上げたり、整理したりするのにふさわしい季節であるため、なにか新しいことを始めようとすると秋の気である肺を痛めますdown

秋が深まってくると乾燥の気が盛んになり、肺だけでなく、のどや鼻の粘膜、皮膚表面も敏感になってきます。このような燥邪(大気の乾燥)が病因となってきます。

夏の暑い時期には皮膚の毛穴は開き、発汗や皮膚呼吸によって老廃物や水分の代謝が活発になっているため、咳や鼻炎など呼吸器系の持病がある方でも比較的過ごしやすい季節ですが、秋口、朝晩がめっきり涼しくなってくると毛穴が閉じ、途端にのどや鼻の粘膜に炎症を起こしますdespair

体の内側の潤いが不足することで粘膜の乾燥を起こしやすくなるため、毎日の食事や生活習慣を夏のものから秋のものに切り替えましょうwinkflair

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