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口のかわき(漢方と健康) (14/10/07)

暦の上では秋ですが、今年の夏は熱中症で倒れる方が多く、大変暑かったように感じます。

暑いと汗をよくかき、全身の体液を消耗し「口のかわきsadなども訴えます。

口のかわきについては、漢方では「口渇(こうかつ)」「口乾(こうかん)」の2種類に分けられます。

口渇はノドが乾いて湯水を飲みたがるものをいい、口乾は口内が乾燥して、だ液が少なくなるが、特に湯水をほしがらず、ただ口をすすぎたがるものをいいます。口渇は熱証の方や体に炎症が起きているときに多く、口乾は虚証で、からだの体液(血水)が不足し、巡りが悪い時に訴えます。

糖尿病や熱中症で起きている場合はその病気自体を治療すれば、口のかわきもよくなります。

しかし、そのような病気もないのに、やけに口が渇くという場合には、ドライシンドローム(乾燥症候群)の中のドライマウスと考えられます。

漢方では、このように原因が分からなくても、訴える症状から治療手段を見つけることができます。すなわち口のかわきには甘露飲(かんろいん)などを使います。これを飲むことで口中を潤し、さわやかにすることが期待できます。

甘露飲は9種類の薬草からなり、体液を増やし、乾燥のために発症した熱を取り除いてくれるオーラルケアのための漢方薬です。だ液が出にくい、口の乾燥のために口内が荒れる、歯周炎がひどくなり持病の糖尿病が良くならない(歯周病と糖尿病には因果関係がある)などの症状の時に最適です。

乾燥が続くと炎症が再燃するので、年を取れば特に乾燥には気をつけたいものです。日本の秋から冬にかけては、特に注意が必要ですflair

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