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日本の夏 (20/07/28)

いつもありがとうございますclover

今年の梅雨は長く感じます。それに伴い、体の不調を訴える方が多くいらっしゃるように見受けられます。皆様、体調はどうですか。

今回は日本の夏を漢方の視点から取り上げてみようと思いますhappy01

 

日本は、1年中を通じて雨が多く湿度が高い国です。したがって、日本の夏は同じ緯度の諸外国と比べても大変蒸し暑く、しのぎにくいと言われています。高温多湿という日本の気候は、体質にも際立った特徴を与えています。

日本に暮らす人々は湿邪に侵されやすい。言いかえると水分の排泄が悪く、体内に余分な水分を抱え込んでしまうということです。漢方ではこのような水分過剰な状態を水毒証(すいどくしょう)といいます。

梅雨が明けると本格的な夏の到来です。夏は太陽の季節sun、一年中で最も体力を消耗する季節となります。

漢方の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」には、草木が成長し、万物が茂り花咲き乱れ、陽気が最高潮に達する夏の3カ月のことを蕃秀(ばんしゅう)と言って、夏の養生法が次のように述べられています。

少しは夜更かしをしてもよいが、朝は早く起き、日中が長いからといってなまけてはいけない

適度に運動して一日一回は発汗するように心がける

精神的にも気分を発散することが大切である

もし陽気を発散しないと体に熱がこもって病気になります。体で陽気の多い所は心。熱の多い心にさらに熱がこもって病気になります。また、陽気を発散しないと体全体も暑く感じ、冷たいものが欲しくなり、冷房を好むようになります。これを夏中続けると必ず下痢をします。秋になると咳をするようになります。

夏を上手に乗り切るためにも、遠い昔からの教えを参考にしてみてはいかがでしょうかflair

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